樹脂パネルの選択
安全カバーで一番、分かりにくいのは樹脂パネルの選定です

一般的に素材価格だけで検討するなら
PVC(塩ビ)→PET(ペット)→PMMA(アクリル)→PC(ポリカ)の順ですが、材料サイズが
ある一定以上の大きさになれば、t3、t5に関してはPET板の方が安価になります

帯電防止などの高機能製品になると価格の順位はPETとアクリルが逆転します
PVC(塩ビ)→PMMA(アクリル)→PET(ペット)→PC(ポリカ)

PVC塩ビとPET(ペット)は熱に弱いので設計時に考慮が必要です
製品ラインナップ
脱塩ビの要望が高まり、急激に需要が高まったPET(ペット)樹脂
需要と供給のバランスなのか安全カバーで使用頻度の多い3mmと5mmに関しては
塩ビの再生板とほぼ同等の価格になり、従来塩ビを使用していた装置の大半がPET板に切り替わりました
一般的には知られていませんがPET板にはA−PETとG−PETの2種類があります
PETとしての耐薬品性が必要なとき、低価格を希望される場合はA−PET
帯電防止などの高機能製品はすべてG−PETのベースとなります
A−PETとG−PETの簡単な表を下記に表にしました
 
項 目 A-PET G-PET
価格
サイズ
品種 ×
接着 ×
耐薬品
長所 安価 加工性がいい
短所 t3とt5しかない 油分に対してクラックなどでる
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PET加工の注意点
G−PETの場合
タッピングオイル使用不可
熱に影響を受けやすい
温度上昇による伸びが大きい
 
A−PETの規格
最大厚み5mmまで
 
高性能PET板のメーカー
タキロン
筒中プラスチック
ユーザーサポート
G−PET規格表
タキロンHP
技術問い合わせ
製品ラインナップ
ガラスのように透明度が高いアクリル
加工性も良く最終仕上がりの高級感は透明樹脂板の中では一番高く
百貨店などの展示ケースなどに使われることで業界の中では有名
産業機械用の安全カバーの用途として
豊富なカラーがあるために、微妙な色を要求される業種には人気があります
耐衝撃性が悪いので、特に希望の場合はPET板へ変更されている場合が多い
アクリル板には再生板(押出板ともいいます)とキャスト板があります
押出板のサイズは1000mm*2000mmが標準ですがキャスト板はサイズや色の種類が豊富
価格は押出板の方がかなり安価なので、こちらが一般的に流通しています
帯電防止板
他の品種では表面にコーティングをつけた高性能帯電防止板のみ発売されていますが
アクリルでは材料の中に帯電防止材を練りこんだ品種がスミペック(住友)から発売されています
特徴として
長所:静電効果は少ないけれど、非常に安価である
短所:規格が少ない、保管環境が良くないとソリが発生しやすい
 
AS帯電防止板 規格表
 
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AS帯電防止板の注意事項
熱と湿度に非常に敏感
一度ソリが出ると戻らない
割れた時に
断面が鋭いので危険
既存メーカー
デラグラス(旭化成)
スミペック(住友)
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アクリルサイズ規格表
技術問い合わせ
製品ラインナップ
透明樹脂の中で最高の衝撃強度があります
PET板の約8倍 アクリル板の約40倍
耐熱性、耐寒性が抜群
近くに熱源があったり、作業現場が40度以上の高温、多湿の環境下など
広い環境範囲で使用できます
耐薬品性能は悪い
ネジ締め付け部などの応力のかかる部分では、ワレ、クラックが出やすいので
加工断面に油分が付かない工夫が必要
透明板材料で唯一、自己消化性がある
 
ユーザーサポート
ポリカ板の注意事項
油分に弱い
タッピングオイルは要クラック
既存メーカー
タキロン
レキサン
高性能板のみ↓
セキスイ
筒中プラスチック
ユーザーサポート
技術問い合わせ
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